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雲隠六帖(くもがくれろくじょう)とは、『源氏物語』の補作の一つ。偽書・偽作研究で取り上げられることが多く、紫式部が書いたものでないことが明らかなものである。中世王朝物語と呼ばれるジャンルに含まれる。室町時代初期の注釈書である四辻善成の『河海抄』に見えないことなどからそれ以後の成立と見られるが作者は不明である。『阿里莫本』のようにこの雲隠六帖を含めた全60帖で伝えられる源氏物語の写本も存在する。
雲隠六帖は全体で以下の六帖から構成される。
上記の六帖は、源氏物語世界の中の時間的な位置付けでは、大きく
の2つに分かれる。
なお、雲隠六帖は源氏物語原典の巻々と比べると1巻の長さは概して非常に短く、ストーリーだけを簡潔に描く梗概的な内容を持っており、雲隠六帖が源氏物語原典ではなく中世に流行した梗概書のスタイルを模して作られた源氏物語の続編であるとされることがある[1]。
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