阿含宗
日本の仏教教団 ウィキペディアから
日本の仏教教団 ウィキペディアから
阿含宗(あごんしゅう)は、桐山靖雄により1978年(昭和53年)4月8日に立宗された仏教系新宗教である。
毎年2月の立春に「炎の祭典・阿含の星まつり」を山岳密教、修験道の大柴燈護摩供の伝統的な様式に則り、金胎両部を「神仏両界の秘法」によって京都にある本山修法地で開催している。
釈迦直説の経典『阿含経』に記されてある成仏法を密教の様式に則って修行し、因縁解脱して幸福な人生を歩めるようになることを目標としている[3][4]。信徒が御宝塔(御分身舎利)を前にして行う日々の勤行では、大乗仏教経典の『般若心経』『観音経』『凖胝観音経』などに加え釈迦直説の唯一の経典である『阿含経』が読誦される。毎月開催される朔日縁起宝生護摩、例祭、冥徳祭などは全国の道場に同時中継される。
ニューヨーク、パリ、アウシュビッツ、イスラエルなど世界各地で世界平和を祈る護摩法要を開催。また太平洋戦争の戦地における戦没者・殉難者の成仏供養法要、国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑における万燈会の他、全国各地の護国神社などにおいて定期的に成仏供養法要を行っている。開祖が遷化して後は「照耀行脚」として、全国各地の神社や史跡、河川敷などにおいて、小規模ながらも数多くの土地浄霊法要を行っている。
『阿含経』に説かれている成仏法(いわゆる七科三十七道品)を密教の様式に則って修行する[12]。まずは下根の成仏法として、日々、御宝塔(仏舎利尊)を供養し、慰霊供養ではない成仏法による先祖供養を行い霊障を解く[13]。併行して『雑阿含経』(一切事経)に説かれている「優婆塞(優婆夷)の八法・十六法」の実践、つまりは『雑阿含経』(三供養品)に記されてある三福道による積徳行に励み、法の力で悪因を絶ち自助努力で縁を変えることで悪業、悪因縁を断ち切って運命を転換、ついには涅槃界に至ることを目指す。
密教占星術においては悪い運命の「星」としても知られる因縁は「タテの因縁」(先祖から受け継いだ業)と「ヨコの因縁」(自分が前生でなした業)から生じたものであり、とくに凶運期において表面化するものである。30数種類の因縁が認められ、それらを因縁解脱法の修行により解脱、望む人生を歩めるようになることを目指す。
スリランカでの奨学金支援、中国での小学校建設のほか、イタリア、ブータン、チベット、モンゴルなどで継続的な教育支援活動を行っている。
スリランカ゠阿含宗友好財団(スリランカの小・中・高校生を対象とした奨学金設立)
「キリヤマ環太平洋財団」(米政府・カリフォルニア州政府認定財団、「環太平洋研究センター」、「キリヤマ環太平洋研究大学講座」が設置)
非宗教法人である包括団体として阿含宗本庁があり、その下部組織として、宗教法人阿含宗本山、宗教法人阿含宗関東別院及び宗教法人阿含宗東海別院が存在するという構造を持つ。
桐山靖雄・たち夫妻の間の娘の森真知子が社長を務める。
2013年9月まで日本全国のラジオ局で阿含宗のラジオ番組「さあ、やるぞ 必ず勝つ」「阿含名作シリーズ」を放送していた。阿含宗管長・桐山靖雄の著書である同名の本に掲載されている法話をパーソナリティが毎週朗読、時に桐山本人が過去に行った法話を放送することもあった。阿含の星まつりがある毎年2月には「星まつり特集」を二週にかけて放送したこともある。
15分のラジオ番組であり、土曜日か日曜日の早朝の時間帯の放送であった。
阿含宗が所蔵する仏像が美術展に出品された場合がある。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.