Loading AI tools
ウィキペディアから
鏢局(ひょうきょく)もしくは鏢行(ひょうこう)は、中国に存在した、運送業と警備業と保険業を兼ねた商売のこと。正確な歴史的起源は不明だが、清代に民間で隆盛した。
鏢局は、金品や旅客の護送を請け負い、鏢師、鏢客と呼ばれる用心棒が派遣される。貨物が紛失、盗賊等により強奪された際には、委託主への賠償責任を持つ。一般には沿道の顔役にみかじめ料を払って、道中の安全を図ることが多い。
「鏢」とは元々手裏剣か投げナイフと類似する投擲武器を意味する言葉であり、「鏢刀」とも呼ぶ。強盗との近身戦に即応性があり連射も効く特性から、古代中国の警備業に投擲武器は重視されており、そのため警備員は「鏢使い」を意味する「鏢師」(ひょうし)、警備業者は鏢局と呼ばれるようになった。現代中国語で警備員や用心棒を指す言葉「保鏢」もこれに由来している。他、鏢に縄がついた武器「縄鏢」も存在している。
北京には北京八大镖局と評される镖局が開業しており、その中で大手は会友镖局であった、そのほかには、永兴、志成、正兴、义友、光兴などがあった[1]。
階級としては、大掌柜(局長)がトップで、次に鏢头(鏢頭)がおり、次に鏢師、見習い・小間使いの趟子手と雑役がいる。また別の例では、老板、總鏢頭、鏢頭、鏢師、掌櫃、趟子手、雜役がいる[2]。
趟子手は、襲われた時や身分を明かす時、助けを求める時などに趟子を叫ぶ役割である。合吾という合言葉もあり、これは「友よ参る」を意味する語で鏢局の開祖ともされる張黑五の黑五の同音異義語である[2]。
業務を走鏢と呼び。陸路の護衛を路鏢(陸鏢)、水路の護衛を水鏢という。
三会一不(三會不一)という教育標語があり、(1)旅先で料理や暖を取るための火を起こせること(2)旅の最中でも靴を修理できること(3)人のいる場所での礼儀として髪を正せること(4:一不)寒さや日焼けなどの旅の過酷さに耐えるために顔を洗わないことと教えられ、顔を洗うことは家に帰ることと同義とされた[1][3]。
水鏢のルール[3]
陸鏢のルール[3]
宿泊時のルール[3]
業務上のルール[3]
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.