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金八鶏は、1800年代に秋田県の北部(現在の大館市)に住む魚屋の金八が、比内鶏と軍鶏を交配した際に突然変種としてできたとされる、身長40 cm、体重が雄 1.7 kg・雌 1.2 kgの鶏である。
名称も、金八の名前が由来であるが、大館地方の方言で「短気」の人を「きんぱ」ということから金八鶏と書いて「きんぱどり」と言うようになった。名の通り、気が短いが人によくなつく鶏である。[1][2]
1959年(昭和34年)1月に秋田県の天然記念物に指定された。
秋田県の北部、米代川流域には、古来から金八鶏のほかに比内鶏・声良鶏が生息し、これら3種類の鶏を総称し、秋田三鶏とよぶ[2]。
秋田県声良鶏比内鶏金八鶏保存会(あきたけんこえよしどりひないどりきんぱどりほぞんかい)は、秋田三鶏を『生きた秋田の遺産』として後世まで残すための活動をすることを目的に設立された。
保存会の設立のきっかけは東京帝国大学(現・東京大学)鏑木博士が大館地方を訪問した際に「比内鶏が学術的に貴重な価値がある」と話したことがきっかけである。[3]
秋田県大館市釈迦内字獅子ケ森の大館郷土博物館(旧秋田県立大館東高等学校跡)に隣接して秋田三鶏記念館(位置図)があり、比内鶏、声良鶏、金八鶏の展示を行っている[4]。
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