部品取り
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部品取り(ぶひんとり、spare parts donor)とは、故障・破損・事故などにより機能不全となって価値を失った、あるいは用途がなく使用されずに留置されている工業製品を、他の個体のための部品の供給源として保管しておくこと、またはその状態となった個体のことである。
自動車・鉄道車両・航空機をはじめ、組み立てを伴う工業製品全般で、主に古いため保守部品が乏しい場合や財政上の事情が良くない(パーツが高価)場合に用いられる。逆にいえば、保守部品と資金が潤沢に存在するような状況では、部品取りとせずに解体されることが多い。対象とするものが車両である場合、部品取り車(ぶひんとりしゃ)、機関車や航空機などの場合は部品取り機(ぶひんとりき)という。