運命の力
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『運命の力』(うんめいのちから、La Forza del Destino )は、ジュゼッペ・ヴェルディが作曲した全4幕からなるオペラである。原典版は1862年、ロシア・サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場で、改訂版は1869年にイタリア・ミラノのスカラ座にて初演された。今日演奏されるのは殆どが改訂版による。また改訂版で挿入された序曲もそれ自体有名で、単独での演奏機会も多い。
- 原語曲名:La Forza del Destino
- 原作:リバス公ドン・アンヘル・デ・サーベドラ・ラミレス・デ・バケダーノ(Don Ángel de Saavedra y Ramírez de Baquedano, Duque de Rivas)の戯曲『ドン・アルバロ、あるいは運命の力』(Don Álvaro o la fuerza del sino )。野営地のシーンはフリードリヒ・フォン・シラーの戯曲『ヴァレンシュタインの陣営』(Wallensteins Lager )よりの借用。
- 台本:フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ。改訂版ではアントニオ・ギスランツォーニ
- 初演:1862年11月10日(ユリウス暦10月29日)、ロシア・サンクトペテルブルクのマリインスキー劇場にて
- 改訂版初演:1869年2月27日、ミラノ・スカラ座にて