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航空機が着陸のため空港に降下接近する際に、滑走路の中心線と進入方向を示す灯火の総称 ウィキペディアから
進入灯(しんにゅうとう 英語: Approach Lighting System, ALS)[注 1]は、航空機が着陸のため空港の滑走路に進入する際に、滑走路の中心線と進入方向を示す灯火の総称[1][2]。航空保安施設のうち航空灯火ならびに飛行場灯火の一種である。
進入灯は日本の航空法施行規則では「着陸しようとする航空機にその最終進入の径路を示すために進入区域内及び着陸帯内に設置する灯火」と定義される[3]。
進入灯は着陸に使用される場合、夜間は常に点灯され、昼間でも飛行場の気象条件が悪く計器気象状態(雲底高度300m/1,000フィート未満または視程5km未満)のときには点灯される。昼間であっても航空機から充分視認できる様に強い光を発することができる。また、パイロットから見て眩しくないように、航空管制官などの操作によって明るさを調整できるようになっていることが多い。
日本の場合、大きく分けて、標準式進入灯と簡易式進入灯、さらに簡易式進入灯と進入灯台または進入路指示灯との組合せの3方式がある。
上記は日本における基本的な方式であり、このほかにも様々な種類の進入灯が世界に存在する。米国等では進入灯の灯器の輝度別や、付加して設置する灯光との組合せ、その他の方式に応じて異なる名称を使用している。
計器進入を行うには各方式ごとに進入を行う限界高度と最低気象条件を定めなければならないことになっており、進入灯の状況によって最低気象条件が変わる。計器進入を行う場合、進入の限界高度または進入限界点までに何も見えない場合は進入を継続することができず、進入復行を行わなければならない。しかし滑走路が見えずとも進入灯等が見えれば進入を継続することができ、進入継続にて滑走路端への距離が縮まることで、進入灯等に続き滑走路自体の視認に至る場合も多い。そういった意味で進入灯は重要な施設である。
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