連邦政治交渉協議委員会
ミャンマーの7つの少数民族武装組織からなる同盟 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
連邦政治交渉協議委員会(れんぽせいじこうしょうきょうぎいいんかい、ビルマ語: ပြည်ထောင်စုနိုင်ငံရေးဆွေးနွေးညှိနှိုင်းရေးကော်မတီ 英語: Federal Political Negotiation and Consultative Committee, 略称FPNCC)は中央政府と交渉するためのミャンマーの少数民族武装組織による連合体・同盟である[1]。FPNCCのうちアラカン軍 (AA)、カチン独立軍 (KIA)、ミャンマー民族民主同盟軍 (MNDAA)、タアン民族解放軍 (TNLA)の4組織は北部同盟の構成組織である[2]。FPNCCはミャンマー最大の少数民族武装組織の連合体である。中国政府は公式にFPNCCに関与しており、FPNCCを中央政府と交渉する少数民族武装組織の連合体として認識している[3]。
概要 連邦政治交渉協議委員会, 活動期間 ...
連邦政治交渉協議委員会 | |
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ပြည်ထောင်စုနိုင်ငံရေးဆွေးနွေးညှိနှိုင်းရေးကော်မတီ ミャンマー内戦に参加 | |
活動期間 | 2017年4月19日 (2017-04-19) – 現在 |
活動目的 |
民族主義 分離主義 フェデラル連邦制 |
構成団体 | |
指導者 |
パオ・ユーチャン ン・バン・ラ |
本部 | パンサン |
活動地域 |
カチン州 ラカイン州 シャン州 中国・ミャンマー国境 |
関連勢力 |
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敵対勢力 | |
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FPNCCは2017年4月19日にワ州連合軍の本部のあるパンサンで設立された[4]。FPNCCはビルマ統一民族連邦評議会の失敗を踏まえて結成された同盟であり、構成組織のうち4組織(KIA・SSPP・MNDAA・TNLA)は同評議会から離脱している。発足時の7組織は全て全国停戦合意非署名勢力である[1]。
2023年3月、2021年ミャンマークーデター後のミャンマー内戦の最中、FPNCCは公式に中国に対してミャンマー危機の収拾を呼びかけた[5]。