趙允旋
大韓民国の弁護士、政治家 (1966-) ウィキペディアから
大韓民国の弁護士、政治家 (1966-) ウィキペディアから
趙 允旋(조윤선、チョ・ユンソン、1966年7月22日 - )は、韓国の政治家。ハンナラ党で朴槿恵の側近として活躍し、朴槿恵大統領政権下では女性家族部長官、政務首席秘書官(女性としては韓国初)、文化体育観光部長官を歴任した。第18代国会議員[1]。
ソウル出身。仏教徒。ソウル大学校社会科学大学、コロンビア大学法科大学院卒。卒業後に司法試験に合格し、韓国と米国で弁護士として勤めていた[1]。
2016年9月5日には文化体育観光部長官に就任し、平昌オリンピックの主任大臣となった。しかし政務首席秘書官だった当時、金淇春元大統領秘書室長の指示で政府に批判的な文化人らのリストを作成していたとして、2017年1月21日に金と共に職権乱用容疑で逮捕され同日中に長官を辞任した[5][6]。その後、2月7日に起訴された[7]。
2017年7月27日、文化人らのリストについて直接の関与は認定されなかったが、リストの存在を知っていながら国会で知らないと虚偽の証言を行ったとして、ソウル中央地裁にて、懲役1年、執行猶予2年の有罪判決を言い渡された[8]。検察が上訴、2018年1月23日にソウル高等地裁は、重要な役割を担っていたとして禁錮2年の実刑判決を言い渡した[9]。
その後も政務首席秘書官を務めた時期に金淇春らと共に保守寄りの親政府社会団体を支援するように経済界を圧迫したとして、職権濫用・権利行使妨害の疑いで懲役10か月、執行猶予2年の有罪判決を言い渡された[10]。2022年末の尹錫悦政権による新年特赦の対象であり、12月28日に釈放された[11]。
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