起承転結
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起承転結(きしょうてんけつ)とは、4行から成る漢詩(近体詩)の絶句の構成を指す。1行目から順に起句、承句、転句、結句と呼ぶ[1][2]。もとの中国語(漢文)では、起承轉合 (現代中国語: 起承转合, ピン音: qǐ chéng zhuǎn hé) である[3]。
日本の初等・中等教育においては、本来の意味から転じて、文章の構成として一般的に教授されている[4]。
起承転結による文章は論理的ではないとの指摘がある[5][4][6][7][8](節「批判」を参照)。
文章やストーリーの構成に起承転結を用いることは、国際的には一般的ではない。国際的には、英語の一般的な論理的文章ではパラグラフ・ライティング (主張→根拠→主張' )[9][10][11]、学術論文ではIMRAD[12]、および映画などの脚本では三幕構成[13][14][15]が主に用いられている(節「「漢詩以外への転用」に対しての比較」を参照)。