象牙の塔(ぞうげのとう、英: ivory tower)とは、自ら望んで俗世間から離れ、主に精神的で難解な探求を行う場所の隠喩、または、その雰囲気を指す言葉である。19世紀以降、日常生活における問題への懸念から切り離された、知的探求の環境を意味するものとして使われる[1]。近年では、多くの国においてアカデミーや大学のシステムを指して使われている[2][3]。
元来、聖書の雅歌第7章第4節(英語: Song of Solomon 7:4)を起源とし、聖母マリアを形容する言葉として異なる意味で使用されていた[4]。