荊冠のキリスト (ティツィアーノ、ミュンヘン)
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『荊冠のキリスト』(けいかんのキリスト、独: Dornenkrönung Christi、英: The Crowning with Thorns)は、イタリア・ルネサンスのヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノ・ヴェチェッリオが1570年ごろ、キャンバス上に油彩で制作した絵画である[1][2]。ティツィアーノは30年ほど前の1542年にやはり『荊冠のキリスト』 (ルーヴル美術館) を描いているが、本作は晩年の様式を典型的に示しており[3]、画家の画業の集大成となっている[4]。作品は、ティツィアーノの遺産からティントレットの手に渡り、その後、彼の息子のドメニコ(英語版)によってバイエルン選帝侯に売却された。1748年のシュライスハイム宮殿(英語版)の目録に最初の記録がある[4]。作品は現在、ミュンヘンのアルテ・ピナコテークに所蔵されている[1][2][4]。
概要 作者, 製作年 ...
ドイツ語: Dornenkrönung Christi 英語: The Crowning with Thorns | |
作者 | ティツィアーノ・ヴェチェッリオ |
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製作年 | 1570年ごろ |
種類 | キャンバス上に油彩 |
寸法 | 280 cm × 182 cm (110 in × 72 in) |
所蔵 | アルテ・ピナコテーク、ミュンヘン |
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