若尊
鹿児島湾北東部にある海底カルデラ・火山群 ウィキペディアから
鹿児島湾北東部にある海底カルデラ・火山群 ウィキペディアから
若尊(わかみこ)とは、日本の鹿児島湾北東部の海中にある南北約2.5キロメートル、東西約3.5キロメートルの海底カルデラおよび海底火山群。2003年(平成15年)には活火山に指定された。
カルデラは、水深約200メートルの平坦な地形で、姶良カルデラの一部となっており、約25,000年前に起きた、姶良大噴火の主要な火口の跡と考えられている。海底火山は、タギリ中央火口丘、ホリノデ中央火口丘、アブラツボ中央火口丘などがあり、記録に残っている噴火はないが現在も活動が継続しており、年間数回から数十回の微小な地震が観測される。海底において活発な噴気活動が観察されており[1]、海面に泡となって現れることから地元漁師の間で「滾り(たぎり)」と呼ばれている。また、この若尊海底火山からの噴出物により、鹿児島湾内安永諸島のひとつが形成されたと考える研究者もいる[2]。
1970年代から姶良カルデラの活動年代や活動状態調査の一環で様々な調査研究行われている。
1993年の調査によって噴気口周辺の海底に新種のハオリムシ(チューブワーム)[6]が生息しており、サツマハオリムシと名付けられた。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.