臍帯血ウィキペディア フリーな encyclopedia 臍帯血(さいたいけつ、英名:Umbilical cord blood)とは、胎児と母体を繋ぐ胎児側の組織であるへその緒(臍帯:さいたい)の中に含まれる胎児血。「臍(さい・へそのお)」は常用漢字ではないため、さい帯血とも表記される。1993年以降は白血病などの血液疾患患者への移植医療に広く用いられるようになっている。 母体のなかの子宮と胎児。図中で胎盤と胎児をつないでいるものが臍帯である。臍帯の中で絡み合う赤が臍帯動脈、青が臍帯静脈。臍帯動脈血と臍帯静脈血が臍帯血である。臍帯血の採取は出産後、赤ちゃんと臍帯が切り離されてから行う 胎盤の拡大図。胎盤で母体側と胎児側との栄養や酸素、老廃物の交換が行われるが、母の血液と胎児血が直接交じり合うことは無い。 出生直後の新生児。まだ臍帯がつながっている。半透明のひも状のものが臍帯で、なかで黒く見えているのが臍帯血である。臍帯はクリップされた位置から母体側で切られる。臍帯血の採取では臍帯は2ヶ所でクリップされ2つのクリップの中間で切り離し、表面を消毒後、臍帯に注射針を刺して採取される。クリップで止めて針を刺して採取するのは細菌などの混入を防ぐためである。
臍帯血(さいたいけつ、英名:Umbilical cord blood)とは、胎児と母体を繋ぐ胎児側の組織であるへその緒(臍帯:さいたい)の中に含まれる胎児血。「臍(さい・へそのお)」は常用漢字ではないため、さい帯血とも表記される。1993年以降は白血病などの血液疾患患者への移植医療に広く用いられるようになっている。 母体のなかの子宮と胎児。図中で胎盤と胎児をつないでいるものが臍帯である。臍帯の中で絡み合う赤が臍帯動脈、青が臍帯静脈。臍帯動脈血と臍帯静脈血が臍帯血である。臍帯血の採取は出産後、赤ちゃんと臍帯が切り離されてから行う 胎盤の拡大図。胎盤で母体側と胎児側との栄養や酸素、老廃物の交換が行われるが、母の血液と胎児血が直接交じり合うことは無い。 出生直後の新生児。まだ臍帯がつながっている。半透明のひも状のものが臍帯で、なかで黒く見えているのが臍帯血である。臍帯はクリップされた位置から母体側で切られる。臍帯血の採取では臍帯は2ヶ所でクリップされ2つのクリップの中間で切り離し、表面を消毒後、臍帯に注射針を刺して採取される。クリップで止めて針を刺して採取するのは細菌などの混入を防ぐためである。