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第3軍に対するパットンの演説
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第3軍に対するパットンの演説(英語: Patton's Speech to the Third Army)、あるいはパットンの演説(Patton's Speech)、ザ・スピーチ(The Speech)とは、ノルマンディー上陸作戦の直前、アメリカ陸軍のジョージ・パットン将軍が指揮下の第3軍に対して行なった演説である。当時から猛将としてその名を知られていたパットンは、戦闘経験の少ない第3軍将兵の士気を高めようと最大限の努力を払っていた。作戦への参加にあたり、パットンは配下の将兵に対し、個人的な恐れを感じようとも軍人としての責務を全うし、また常に継続的かつ積極的な攻撃を試みるように求めた。パットンの演説にはいくらか冒涜的で将校らしくない言葉が含まれていたものの、それらの言葉もまた第3軍の将兵らには非常に受けがよかった。何人かの歴史家は、この演説はパットンが行なったもののうち偉大な1つであり、また歴史上最も偉大な動機付けの演説であったと評している。
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この演説を元に、いくらか冒涜的な表現を除して短縮したものが、1970年の映画『パットン大戦車軍団』で使用された。映画の冒頭にて、巨大な星条旗をバックにジョージ・C・スコット演ずるパットンが演説を行うのである。以後、パットンの演説は一般にも広く知られるようになり、大衆文化における国民的英雄(Folk Hero)たるパットン像が確立されていった。