禽将棋
日本の古将棋のひとつ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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禽将棋(とりしょうぎ)は、将棋の一種であり、二人で行うボードゲーム(盤上遊戯)の一種である。江戸時代に将棋九世名人の大橋宗英によって考案されたと言われている。しかし、禽将棋が初めて紹介された史料である『禽象戯図解』の筆者は豊田四郎兵衛であり、明確に大橋宗英が考案したとする史料は発見されていない[1]。
禽将棋の原型は現在、和将棋であると言われているが、元々は小将棋の変形であると思われていた。1920年頃より突如として禽将棋は和将棋から生まれたという風に語られるようになる。『禽象戯図解』では、明確に何を参照したと書かれていないが、小将棋の動かし方を元に禽将棋を紹介しているところから小将棋を元にしていると思われる[1]。
その名の通り全ての駒が鳥の名前1字で、また本将棋と同様に取った駒を再利用できる点が特徴である。