『神君アウグストゥスの業績録』(ラテン語: Res Gestae Divi Augusti)は、初代ローマ皇帝のアウグストゥスが自身の人生と業績を一人称的に綴った記念碑的な碑文[1]。 この碑文の重要性は、アウグストゥスがローマの人々に行ったイメージ戦略を推察することができるというところにある。実物は現存していないが、多数の断片が現代のトルコで発見され、復元されたことで現在に伝えられている。碑文自体もアウグストゥス以来約100年間続いたユリウス=クラウディウス朝設立の記念碑的な側面を持つ[2]。