社歌
会社の歌 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
親愛なるWikiwand AI, これらの重要な質問に答えるだけで、簡潔にしましょう:
トップの事実と統計を挙げていただけますか 社歌?
この記事を 10 歳向けに要約してください
社歌(しゃか)とは、一般に企業において、社員の労働意欲向上などを目的として作成される歌のこと。
通常は企業の公式行事(入社式、仕事始め、創立~周年式典など)や社内の朝礼などでのみ使用され、対外的に公表されることは少ないが、中には有名アーティストが作詞・作曲に関わっている、テレビ番組で話題になったなどの理由でCD化され、一般のCDショップで販売されるケースもある(特に放送局の社歌はインターネット上で話題になりやすく、放送マニアの間では有名のものも多い)。社会人野球の大会で応援団が社歌を歌うことがある。
一方で、社歌をもたない、あるいはもっていてもほとんど使用されることのない企業もある。歴史ある企業においても社歌の有無、及び使用頻度は様々である[1]。
さらに、社歌として正規に制定される以外に、制定はしたもののあえて社歌の名を冠さないもの、記録の散逸等で正式な社歌であるか否かや制定の経緯が曖昧なもの、広報目的の曲が世間一般に社歌だと思われているもの、およびこれらの変形や組み合わせなどさまざまな形態があり、定義づけには広狭がある。
日本初の社歌をどこの会社が制作したかという記録は残っていないが、1890年代頃に成立したという見方がある[1]。弓狩匡純の研究によれば、確認されている日本における最初期の例は、1917年(大正6年)に南満州鉄道が制作したものである(このときは正式採用はされなかった)[2]。
社歌は日本独自のものではなく、アメリカのIBMは1930年代に2曲の社歌が作られウェブサイトで公開している[1]。一方で同業者のマイクロソフトやアップルコンピュータには社歌がない[1]。
電通では2016年から子会社を通じて「中小企業社歌コンテスト」を行ってきた。2019年から日本経済新聞社などを交えて「NIKKEI全国社歌コンテスト」になり、大企業も参加できるようになった。
寺岡寛によれば、社歌の始まりは1917年の南満州鉄道の「満鉄の歌」と言われ、社歌ブームはこれまで4回あり、1回目は1930年代初めの大恐慌直後、2回目は太平洋戦争後、3回目は高度成長期、4回目はバブル期である[3]。