皇帝の密使ミハイル・ストロゴフ
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『皇帝の密使ミハイル・ストロゴフ』(こうていのみっしミハイル・ストロゴフ、原題 仏: Michel Strogoff )は、1876年に刊行されたジュール・ヴェルヌの小説。ヴェルヌは『神秘の島』(1875年)を書き終えようとしている時、ロシアの東方政策に関心をいだき、本書を執筆、「家庭博物館」誌に掲載し、翌年エッツェル社から刊行した。雑誌発表の際には、「皇帝の密使」のタイトルであったが、ロシアの政情を扱った本作がロシアとフランスの外交関係に影響を及ぼすことを懸念して、1876年の出版時には、主人公の名をとって「ミハイル・ストロゴフ」のタイトルにした。[1]