百億の昼と千億の夜
ウィキペディア フリーな encyclopedia
『百億の昼と千億の夜』(ひゃくおくのひるとせんおくのよる)は、光瀬龍のSF小説。当初の仮題は『百億の昼、千億の夜』であった[1]。『S-Fマガジン』に1965年(昭和40年)12月号から1966年(昭和41年)8月号まで連載された。日本SFの中でも壮大なスケールを持つ作品として知られる。「神」をテーマにし、終末観と救済など、宗教・哲学的色彩も濃い。
1967年(昭和42年)に早川書房より日本SFシリーズとして単行本化。1973年(昭和48年)に文庫化。その後、角川文庫からも刊行された。1993年(平成5年)のハヤカワ文庫版の改版の際に数行加筆された[2]。その後、2010年(平成22年)4月に萩尾望都の表紙画による新装版がハヤカワ文庫JAの1000番目として刊行された[3]。
萩尾望都によって漫画化されている(後述#漫画を参照)。