白金族元素
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白金族元素(はっきんぞくげんそ、Platinum Group Metal、略称PGM)とは、元素のうち周期表において第5および第6周期、第8、9、10族に位置する元素、すなわちルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウム、白金の総称。物理的性質や化学的性質が互いによく似ているため、同じ族として扱われる。
いずれも貴金属で、水とは反応せず酸や塩基に侵されにくい。周期が異なる元素同士でも原子半径や電子分布が近いのはランタノイド収縮によるところが大きい。金属そのものまたは錯体に、触媒として有用なものが数多い。
白金族元素はどれもかなり希少な金属だが、その中でもロジウム、オスミウム、イリジウムは特に希少である。