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白玉粉で作った団子 ウィキペディアから
白玉(しらたま)とは、白玉粉と呼ばれる米の粉で作った団子である。
白玉粉に重量の80 - 90%の水を加えてこねて、一口大の大きさに成形し、沸騰水で茹でて冷水に取り、汁粉に入れたり、あんみつ・みつまめやかき氷に添えたりするほか、白玉汁として副菜になる場合もある。
比較的安価な餅粉は、白玉粉と同じく餅米を原材料とするが製法が異なり、代用すると白玉特有の滑らかな舌触りが得られない。米の代わりにジャガイモをゆでてつぶし、片栗粉と練り混ぜて小さなじゃがいも団子を作ることもできる[1]。
のどごしや粒の大きさを指標に、生活科学部の学生は「備蓄食品アレンジレシピ」として2020年1月に白玉粉を使ったデザートのレシピを配布した。備蓄できる大豆製品である高野豆腐を粉末状にして活用、黒蜜をからめ、きな粉をまぶしたデザートである[2]。
一説には鎌倉時代に、中国・南宋へ禅の修行に訪れた日本の修行僧、日本への渡来僧が「湯円」をもたらしたといわれる。一般に広まったのは、江戸時代・元禄のころで、砂糖や甘味の餡が入手しやすくなったので大衆化されたという[3]。江戸後期から明治に流通した、白玉粉の商品パッケージを集めた貼り混ぜ帳を見ると、寒ざらし(寒製)をうたう商品が当時からあったとわかる[4]。
白玉を食べる時期は特に定まっていないが、月見(旧暦8月15日夜)に供されることが多い。また、一般化されていないが、全国穀類工業協同組合は、白玉を2つ並べると8の字になることから「8月8日は白玉の日」と定めている[5]。
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