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発震機構
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発震機構(はっしんきこう、英: focal mechanism)とは、地震学の用語で、ある断層が地震を起こした際における、地下での断層の位置や方向、地震の際の断層の動きのこと[1]。メカニズム (mechanism) ともいう。これらを示すモデルを発震機構解あるいはメカニズム解という。
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発震機構解を求める方法には、初動発震機構解(初動解)とセントロイド・モーメント・テンソル解(CMT解)の2種類がある。初動発震機構解は、複数の地震計で観測されたP波のデータを解析すれば算出できるため、広く用いられる。CMT解は長周期の地震波を解析して求めるため、規模がある程度大きな地震でしか用いられないが、セントロイド(地震で最もずれが大きかった部分のこと)での発震機構を算出するため、より実態に近い結果を算出することができ、また断層運動の規模も算出することができる。