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球磨拳(くまけん)は、熊本県人吉市周辺で遊ばれている拳遊びの一種。片手で0から5までの形を作って同時に出し、優劣を競う。江戸時代参勤交代の頃より始まったと伝えられている。
毎年8月に熊本日日新聞社主催で大会が催されている。
6種の手形の内3つがじゃんけんと同じであるので、じゃんけんの元になったとも考えられるが、球磨拳はグーがパーに勝つ等勝敗が逆である。
数字 | 形 | 映像 | 備考 |
---|---|---|---|
0 | すべての指を握る | グー | |
1 | 親指のみ開く | ||
2 | 親指と人差し指を開く | チョキ | |
3 | 中指、薬指、小指を開く | ||
4 | 親指以外を開く | ||
5 | 全て開く | パー |
数字が一つ多い方が勝つ。例えば1は0に勝ち、2は1に勝つ。ただし0は5に勝つ。それ以外は無勝負(あいこ)。
「ひい」「ふう」「さん」の合図で打ち出す。通常2回続けて勝つと勝ちとなる。
1チーム5人編成で、2チーム10人が5組になって向き合って座る。各組の間には台を置き、その台の上に棒を10本乗せ、1回勝ったら勝った方が棒を1本取り10本の棒が無くなるまで10回対戦する。
5組全部の対戦が終わると、片方のチームが1人ずつずれ、新たな組み合わせとなって10本の棒を取りあう。これを繰り返し1人が相手チーム5人全てと対戦する。
合計250本の棒からより多くの棒を取ったチームを勝ちとする。
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