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珪酸塩鉱物の一種 ウィキペディアから
珪灰石(けいかいせき、wollastonite、ウラストナイト)は、鉱物(ケイ酸塩鉱物)の一種。輝石に似た構造の準輝石類。
化学組成はCaSiO3で、Caを置換してFe2+が入ることがある。普通は三斜晶系であるが、単斜晶系のパラ珪灰石(parawollastonite)もあり、両者の区別は難しい。
スカルン帯にもっともふつうに産する鉱物で、アメリカ、カナダ、メキシコ、ノルウェー、フィンランド、イタリアなどが主な産地。日本では、岐阜県春日鉱山が産業用に多量に産出したことで有名[2]。
石灰岩に花崗岩などのマグマが貫入してきた際、その接触部付近にできるスカルン鉱物。方解石(CaCO3)中のカルシウムとマグマ中のケイ酸が反応してできる。
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