無原罪の御宿り (ベラスケス)
ウィキペディア フリーな encyclopedia
『無原罪の御宿り』(むげんざいのおんやどり、西: Inmaculada Concepción、英: The Immaculate Conception) は、バロック期のスペインの巨匠ディエゴ・ベラスケスが1618年ごろ、キャンバス上に油彩で制作した絵画である。1974年にアート・ファンド(英語版)の援助により購入され、以来、ナショナル・ギャラリー (ロンドン) に所蔵されている[1][2][3][4]。本作の主題である「無原罪の御宿り」は17世紀のスペインでは頻繁に描かれていた[4]もので、ベラスケスの師フランシスコ・パチェーコを初め同時代のスペインを代表する画家フランシスコ・デ・スルバランやバルトロメ・エステバン・ムリーリョらもたびたび取り上げている[2]。本作は同じくナショナル・ギャラリーにある『パトモス島の聖ヨハネ』と対をなす作品で[1][2][3][5]、どちらも本来はセビーリャの履靴カルメン (Carmen Calzado) 修道院の聖堂参事会会議所にあった[1][2]。
概要 作者, 製作年 ...
スペイン語: Inmaculada Concepción 英語: The Immaculate Conception | |
作者 | ディエゴ・ベラスケス |
---|---|
製作年 | 1618年ごろ |
種類 | キャンバス、油彩 |
寸法 | 135 cm × 101.6 cm (53 in × 40.0 in) |
所蔵 | ナショナル・ギャラリー、ロンドン |
閉じる