炭化ケイ素
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炭化ケイ素(たんかケイそ、英: silicon carbide、化学式: SiC)は、炭素(C)とケイ素(Si)の1:1 の化合物で、天然では、隕石中にわずかに存在が確認される。鉱物学上「モアッサン石」(英: Moissanite)と呼ばれ、また、19世紀末に工業化した会社の商品名から「カーボランダム」と呼ばれることもある。
概要 炭化ケイ素, 識別情報 ...
炭化ケイ素 | |
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炭化ケイ素 | |
別称 シリコンカーバイド | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 409-21-2 |
特性 | |
化学式 | SiC |
モル質量 | 40.097 g/mol |
外観 | 黒-緑色粉末 |
密度 | 3.22 g/cm3, 固体 |
融点 |
2730 °C |
水への溶解度 | 不溶 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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ダイヤモンドとシリコンの中間的な性質を持ち、硬度、耐熱性、化学的安定性に優れることから、研磨材、耐火物、発熱体などに使われ、また半導体でもあることから電子素子の素材にもなる。結晶の光沢を持つ、黒色あるいは緑色の粉粒体として、市場に出る。