源泉の感情
ウィキペディア フリーな encyclopedia
『源泉の感情』(げんせんのかんじょう)は、三島由紀夫の対談集。1952年(昭和27年)から1968年(昭和43年)にかけて雑誌上で行なわれた小林秀雄、大江健三郎、舟橋聖一、安部公房、石原慎太郎、野坂昭如、福田恆存、大島渚、芥川比呂志、テネシー・ウィリアムズ、千宗室、坂東三津五郎、喜多村緑郎、喜多六平太、杵屋栄蔵、豊竹山城少掾、武原はんとの19話の対談が収録されている。文芸論、演劇論、伝統芸能、茶道談義から政治問題まで幅広い内容となっている。
概要 源泉の感情, 作者 ...
源泉の感情 | |
---|---|
作者 | 三島由紀夫 |
国 |
![]() |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 対談・評論 |
発表形態 | 対談集 |
刊本情報 | |
刊行 | 『源泉の感情 三島由紀夫対談集』 |
出版元 | 河出書房新社 |
出版年月日 | 1970年10月30日 |
装幀 | 秋山正 |
総ページ数 | 316 |
![]() ![]() | |
テンプレートを表示 |
閉じる
1970年(昭和45年)10月30日に河出書房新社より刊行された[1]。2006年(平成18年)2月に河出文庫で収録内容を入れ替え再刊行されている。
書名の〈源泉の感情〉は、ヘルダーリンの『追想』の中の「多くの者は源泉へ行くことに畏怖の念を抱く」から取られたものと推測されるが、三島の『愛の疾走』の作中には、〈俺の心には、ジイドのいはゆる〈源泉の感情〉がいつもこんこんと湧き出てゐるのだ〉ともある[2]。