淋病
淋菌への感染により起こる感染症 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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淋病(りんびょう、英語: gonorrhea)は、淋菌への感染により起こる感染症である。性感染症(性病、STD)のひとつ。淋菌性尿道炎では尿道の強い炎症と痛みを生じ、膿みが生じる。女性や咽喉への感染では無症状のことも多い。1回の性行為による感染率は約30%と高い[1]。淋菌の診断が下った場合の性器クラミジア感染症と同時感染は20-30%であるため、その場合クラミジアの検査も必須とされる[2]。1984年をピークに減少したが、1990年代半ばから増加しつつある。
概要 淋病, 概要 ...
淋病 | |
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概要 | |
分類および外部参照情報 | |
ICD-10 | A54 |
ICD-9-CM | 098 |
DiseasesDB | 8834 |
MedlinePlus | 007267 |
eMedicine | article/782913 |
Patient UK | 淋病 |
MeSH | D006069 |
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治療には抗生物質が使われる。咽頭への感染が増えているため、咽喉にも有効な治療では推奨されるのはセフトリアキソンを1グラムの注射剤のみである[3]。ペニシリン系、テトラサイクリン系、ニューキロノン系、第三世代のセファロスポリン系では薬への耐性化が進んでいる[4]。性行為の相手を特定に限ったり、コンドームを使用することで大きく予防できる。
感染症法における取り扱いでは、淋菌感染症は5類感染症定点把握疾患に定められており、全国約900カ所の性感染症定点より毎月報告がなされている[5]。