東大寺二月堂
奈良県奈良市の東大寺にある、奈良時代創建の仏堂 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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東大寺二月堂(とうだいじにがつどう)は、奈良県奈良市の東大寺にある、奈良時代(8世紀)創建の仏堂。現存する建物は1669年の再建で、日本の国宝に指定されている。奈良の早春の風物詩である「お水取り」の行事が行われる建物として知られる。「お水取り」は正式には修二会といい、8世紀から連綿と継続されている宗教行事である。二月堂は修二会の行事用の建物に特化した特異な空間構成をもち、17世紀の再建ながら、修二会の作法や習俗ともども、中世の雰囲気を色濃く残している。
本項ではおもに二月堂の建築と本尊について述べる。修二会の行事の詳細については、別項「修二会」を参照。東大寺全般については「東大寺」「東大寺の歴史」の項を参照。