旧三貂嶺トンネル
台湾鉄路管理局宜蘭線の廃トンネル / ウィキペディア フリーな encyclopedia
この項目では、1985年に廃止されたトンネルについて説明しています。南側で使用中の鉄道トンネルについては「三貂嶺トンネル」をご覧ください。 |
旧三貂嶺トンネル(きゅうさんちょうれいトンネル、舊三貂嶺隧道)は台湾新北市瑞芳区と双渓区境界三貂嶺(中国語版)地区の加里山山脈(中国語版)を貫く全長1,852メートルの鉄道トンネル。日本統治時代の1922年に開通し、1985年に三貂嶺トンネルが供用されるまで使用された。北側に約数十メートル離れた全長110メートルの旧三瓜子トンネル(さんかしトンネル、サンクァーズー トンネル)と一括して取り扱われることが多く、本項では両トンネルについて述べる。
宜蘭線の瑞芳駅から双渓駅までの区間は開通当初はこのトンネルを含めて9本のトンネルがあり、「一錢鑽九孔[注 1]」という台湾語での俗諺の元となったほか[2]、4ヶ所は自転車道として再生されている。本トンネルも鉄道トンネルとしての役目を終えると新北市政府により文化資産に登録され、自転車道「旧三貂嶺トンネル自転車道(舊三貂嶺隧道自行車道)」としてそれらの既存自転車道と一体化した「青春山海線」に転換される[3]。
概要 旧三貂嶺トンネル, 登録名称 ...
旧三貂嶺トンネル | |
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中華民国 文化資産 | |
登録名称 | 三瓜子及三貂嶺舊隧道 |
旧称 | 三貂嶺隧道、三爪子隧道[4] |
その他の呼称 | 舊三貂嶺隧道、三瓜子隧道 |
種類 | その他施設 - トンネル |
等級 | 新北市歴史建築 |
文化資産登録 公告時期 | 2019年5月23日 |
位置 | 新北市瑞芳区碩仁里、双渓区三貂里 |
建設年代 | 1922年(大正11年)8月 |
開放時間 | 2022年7月3日 |
材質 | 紅レンガ、石レンガ |
使用者 | 新北市政府工務局 |
所有者 | 台湾鉄路管理局 |
詳細登録資料 |
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概要 概要, 路線 ...
概要 | |
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路線 | 宜蘭線 |
位置 | 新北市瑞芳区と双渓区 |
座標 |
北緯25度3分23.51秒 東経121度50分31.69秒 (座標は牡丹側入口) |
現況 | 廃止(自転車道として運用中) |
系統 | 台湾鉄路管理局 |
起点 | 瑞芳区碩仁里 |
終点 | 双渓区三貂里 |
駅数 | 0 |
運用 | |
建設開始 | 1919年 |
開通 | 1922年9月21日 |
閉鎖 | 1985年6月21日 |
所有 | 台湾鉄路管理局→新北市政府文化局 |
管理 | 台湾鉄路管理局 |
通行対象 | 鉄道→自転車・歩行者 |
技術情報 | |
設計技師 | 大倉組 |
全長 |
三爪子:110メートル (360 ft)[注 2] 旧三貂嶺:1,852メートル (6,076 ft)[5] |
軌道数 | 単線 |
軌間 | 1,067mm |
電化の有無 | 非電化 |
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概要 旧三貂嶺トンネル, 各種表記 ...
旧三貂嶺トンネル | |
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各種表記 | |
繁体字: | 舊三貂嶺隧道 |
拼音: | Jiù Sāndiāolǐng Suìdào |
注音符号: | ㄙㄢ ㄉㄧㄠ ㄌㄧㄥˇ ㄙㄨㄟˋ ㄉㄠˋ |
発音: | ジゥサンディァオリン スイダオ |
台湾語白話字: |
Kū Sam-tiau-niá Sūi-tō(隧道) Kū Sam-tiau-niá Pōng-khang(磅空) |
客家語白話字: |
Khiu Sâm-tiau-liâng Sui-tho(隧道) Khiu Sâm-tiau-liâng Am-lùng(暗窿) |
日本語漢音読み: | さんちょうれいずいどう |
英文: | Old Sandiaoling Tunnel |
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