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一般社団法人日本小動物獣医師会(にほんしょうどうぶつじゅういしかい、英名:Japan Small Animal Veterinary Association)は、臨床獣医師によって構成される団体である。2008年12月10日に法人化され、一般社団法人となった。
社会の要請に対応すべく、日本小動物獣医師会は小動物獣医学術の向上と獣医療の適正な運営を図ることにより、動物愛護精神の高揚と公衆衛生、社会福祉の発展に寄与することを目的として、小動物獣医学術の振興、調査研究のほか各種事業を行っている。
〒105-0004 東京都港区新橋5丁目12番2号 鴻盟社ビル五階 一般社団法人 日本小動物獣医師会
「獣医療を通じていかに社会に貢献するか」をモットーとして事業を推進している。
臨床研修が獣医師法に規定されているが、小動物(ペット)臨床について公的な診療施設が無い。 そこで会員獣医師が施設提供して生涯教育や卒後教育研修セミナーを開催している。
1960年代前半、従来畜産動物を主な診療対象としていた獣医師のほかに開業して小動物(ペット)の臨床にあたる獣医師が増加していた。そこで全国の開業獣医師と小動物(ペット)の学会を統一した組織の設立が検討されていた。 当時、国策は畜産振興の方向を示していたこともあり、開業して臨床にあたる組織が要望されたのである。 そのような中、東京畜犬問題がマスコミに報じられ社会問題となった。これは、犬を投資の対象とした利殖商法と獣医師を地域テリトリー制に組織して地域の権利を契約金として集めたというものであった。当初は外国より血統の良い犬を輸入したり上質なカタログで宣伝したりしていたが、やがてペーパー商法の様相を呈し、違法な薬品販売を行うようになり、そして出資金を詐取するという事件になった。 これをきっかけに小動物界に危機を感じた臨床獣医師によって日本獣医師会のなかの「東京畜犬問題対策協議会」と「六大都市連絡協議会」を母体として「全日本小動物臨床獣医師協議会」を設立した。
日本小動物獣医師会では、会員獣医師を臨床、開業獣医師としている。 一般的にはペット(愛玩動物)を対象とする医療行為を行う獣医師と言える。 したがって、小動物とは犬、猫、ハムスター、ウサギ、フェレット、小鳥、爬虫類などのペットを指すと定義してよい。 反面、大動物とは畜産動物(産業用動物)を指す。牛、馬、豚などがこれにあたるが、食用や採卵用の鶏、毛皮用のウサギやミンクなども大動物ということができる。 英語圏では「small animal」という表現を用いており、世界的に愛玩動物を総称して小動物と呼称しており、各国の獣医師団体も同様の表現を採用している。 なお、ハムスター、ウサギ、フェレット、小鳥、爬虫類などの小さなペットは総称してエキゾチックアニマルと呼ばれることが多い。
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