日傘 (ゴヤ)
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『日傘』(ひがさ、西: El quitasol, 英: The Parasol)は、スペインのロマン主義の巨匠フランシスコ・デ・ゴヤが1777年に制作した風俗画である。油彩。エル・パルド王宮(英語版)を装飾するための10点のタピスリーのカルトン(原寸大原画)の1つとして制作された。ゴヤが生涯のうちに制作したタピスリーのカルトンは6期63点に及ぶが、第2期連作の1点である『日傘』はそれらの中でも特に魅力的な作品として知られる。連作の1つ『酒飲み』(El bebedor)はおそらく対作品と思われる。現在はマドリードのプラド美術館に所蔵されている[1][2][3][4][5][6][7]。