新しさに訴える論証
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新しさに訴える論証(あたらしさにうったえるろんしょう、Appeal to novelty)とは、論理的誤謬の一種であり、主題が現在または未来の流行もしくはファッションに適合しているので正しいと見做す論証。「新しいほうが良い」の場合論証になっていないと感じられても、同じことを「それは古いからダメだ」と論じると説得力が増す場合がある。「従来の方法は古くなった。新しいほうが正しい」という形式である。
新しさに訴える論証は、仮に伝統は導入時にはそれが正しいことが証明されていたにせよ、現在は状況が変わっているのだから、伝統の根拠は現在は妥当ではない、と主張する。大衆が従来の方法に飽きを感じている場合には、群集心理となり、あたかも感染するかのように拡大する。