摩天楼 (1949年の映画)
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『摩天楼』(まてんろう、原題: The Fountainhead)は、1949年のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はキング・ヴィダー。モノクロ作品。原作は1943年に出版されたアイン・ランドのベストセラー小説『水源』(原題: The Fountainhead)で、脚本もランドが書いた。
概要 摩天楼, 監督 ...
摩天楼 | |
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The Fountainhead | |
監督 | キング・ヴィダー |
脚本 | アイン・ランド |
原作 | アイン・ランド『水源』(1943年) |
製作 | ヘンリー・ブランケ(英語版) |
出演者 |
ゲイリー・クーパー パトリシア・ニール レイモンド・マッセイ ケント・スミス(英語版) |
音楽 | マックス・スタイナー |
撮影 | ロバート・バークス(英語版) |
編集 | デイビット・ウェイスバート(英語版) |
製作会社 | ワーナー・ブラザース |
配給 |
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公開 |
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上映時間 | 114分 |
製作国 |
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言語 | 英語 |
製作費 | $2,375,000[1] |
興行収入 | $2,100,000[2] または $2,906,000[1] |
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脚本はランドが書いたものがほぼそのまま使用されたが、ランドは後にこの映画の編集、美術、演技などさまざまな要素を批判した[3]。
ストーリーは若い個人主義的な建築家ハワード・ロークの生涯をめぐって展開する。ロークは自分の芸術的・個人的なビジョンを犠牲にして世間に認められるよりも、無名のまま苦闘し続けることを選ぶ。権威層が伝統崇拝に凝り固まる中、ロークは自分が最高と信じる建築(世間は「現代建築」と呼ぶ建築)を追求する。ロークの前進を支援する人物、妨害する人物、あるいはその両方を行う人物など、様々なタイプの人物たちとロークの複雑な関係を描くことで、この映画は恋愛ドラマであると同時に哲学的作品にもなっている。ランドにとってロークは人間精神の具現化であり、ロークの苦闘は個人主義と集団主義の闘争を象徴している。