囲碁において捨て石(すていし、捨石)とは、意図的に相手に取らせることで利益を得るために打たれる石のことである。序盤からヨセの段階まで、ゲームの進行の各段階においてしばしば用いられる手筋であり手段である。
捨て石
- 石の状態や用途で、次のものをいう。
- 道端や山野に転がっている石。
- 日本庭園などで、おもむきを出すために置かれる石。
- 堤防や護岸、橋脚の工事で、水の勢いを弱めるために水中に投入している石。
- 鉱山で、採掘などの際に捨てられる無価値な石。ずり。ぼた。廃石。
- 囲碁用語のひとつ。本項で解説する。
- 上記の囲碁用語から転じて、今は無駄あるいは損に見える、将来の利益を期待して行う投資や行為のこと。