愛荘町(あいしょうちょう)は、滋賀県の東部に位置し、愛知郡に属する町。
概要 あいしょうちょう 愛荘町, 国 ...
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愛荘町は、滋賀県の湖東地域に位置する。東西約13キロメートル、南北約6.9キロメートル、総面積は、37.97キロメートルである。滋賀県全体の約1パーセントを占めている。標高は、南東部が最も高く約700メートル、北西部が最も低く約95メートルである。町の南には、一級河川の愛知川が、中央部には一級河川の宇曽川や岩倉川が流れている。「山比古湧水」などは、平成の名水百選に認定されている。町全体の約4割を田畑が占めている[1]。
人口
令和2年度滋賀県統計書によると20,984人であり、前回調査から107人増加している[2]。
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愛荘町と全国の年齢別人口分布(2005年)
| 愛荘町の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 愛荘町 ■緑色 ― 日本全国
| ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 |
愛荘町(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年)
| 16,526人
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1975年(昭和50年)
| 17,016人
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1980年(昭和55年)
| 17,034人
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1985年(昭和60年)
| 17,085人
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1990年(平成2年)
| 17,036人
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1995年(平成7年)
| 17,856人
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2000年(平成12年)
| 18,992人
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2005年(平成17年)
| 19,729人
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2010年(平成22年)
| 20,118人
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2015年(平成27年)
| 20,778人
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2020年(令和2年)
| 20,893人
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総務省統計局 国勢調査より |
行政
町長
- 歴代首長
- 町長職務執行者(初代町長選出まで):廣田進(旧秦荘町長)
- 初代町長:村西俊雄(旧米原町長で、米原市において初代市長選出まで市長職務執行者を務めた)
- 2代町長:宇野一雄(2014年3月 - 2018年3月)
- 3代町長:有村國知(2018年3月 - )
役場庁舎
- 愛知川庁舎 〒529-1380 愛知郡愛荘町愛知川72番地
- 秦荘庁舎 〒529-1234 愛知郡愛荘町安孫子825番地
文化施設
- 愛荘町立歴史文化博物館
- 愛知川駅コミュニティハウス(るーぶる愛知川)
- 手おりの里金剛苑
- 近江上布伝統産業会館
- 愛知川びんてまりの館
- ハーティーセンター秦莊[3]
- 郷土の偉人館・西澤眞藏記念館
拠点を置く企業
- コクヨ工業滋賀
- ホシデンエフ・ディ
- 日本電産滋賀技術開発センター
- ジョイソン・セイフティ・システムズ・ジャパン[4](旧タカタ)
- 栗本コンクリート
- 川島織物
- 杉本インテリア
- 日本デキシー
- ユニックス
- フジモト・ダイアグノスティックス
小学校
- 町立
- 愛荘町立秦荘東小学校
- 愛荘町立秦荘西小学校
- 愛荘町立愛知川小学校
- 愛荘町立愛知川東小学校
町東部の国道307号線と名神高速道路、西部に広がる湖東平野には中山道と国道8号線、近江鉄道、東海道新幹線が南北に縦断している交通の要衝地である[5]。
道路
林道
- 林道金剛輪寺線
- 林道秦川押立山線
- 林道向山線
- 林道桃ノ木谷線
名所・旧跡
- 主な城郭
- 主な寺院
- 金剛輪寺(湖東三山のひとつ。室町前期の本堂は国宝、室町前期の三重塔と室町後期の二天門は国の重要文化財)
- 宝満寺
- 主な神社
- 豊満神社(鎌倉時代末の四脚門は国の重要文化財)
- 大行社(室町前期の本殿は国の重要文化財)
- 八幡神社(中山道の愛知川宿にある。江戸中期の本殿は県指定文化財)
- 街道
- 中山道 愛知川宿
- 竹平楼 - 1758年創業の旅籠。明治天皇御小休の部屋が保存されている。現在は料亭。国の登録有形文化財。
- 無賃橋
- 天保2年(1831)、中山道愛知川宿の成宮弥次右衛門(忠喜、1781-1855)は、近村の素封家らとともに、銭を払えない人々でも渡橋できる無賃橋(太平橋)を愛知川に架橋した[6]。
- 歌川広重の「木曽街道六十九次」の愛知川宿には「むちんはし」「はし銭いらず」と書かれている[7]。
- 平将門の伝承地
- 非業の死を遂げた中世の武将平将門の首にまつわる伝承地が町内3か所に残る[8]。
観光スポット
- 宇曽川ダム
- 旧愛知郡役所(大正時代の郡役所建築。2019年より「ゆめまちテラスえち」として再活用)
- 愛知川びんてまりの館(伝承工芸愛知川びん細工手まりの展示施設)
- 愛荘町立愛知川図書館(2007年ライブラリー・オブ・ザ・イヤー大賞受賞)
- 郷土の偉人館・西澤眞藏記念館(西澤眞藏の生家を復元し、眞藏ほか郷土の偉人に関する展示、民具展示などを随時展示。2005年4月1日開館[9])
- 中山道愛知川宿街道交流館 愛知川ふれあい本陣(2018年8月1日オープン。近代建築を保存、活用。旧近江銀行。[10])
祭事・催事
- 愛知川祇園納涼祭花火大会(毎年7月に行なわれる、愛知川河畔の祇園神社の祭礼に伴う花火大会。2006年には125回目を数える。明治31年の花火大会のプログラムが現存する)
- るーぶる愛知川(愛知川駅コミュニティハウス、駅ギャラリー、愛荘町観光案内所)駅ギャラリーでは、平成12年3月4日の開館以来、絵画を中心とした展覧会を約3週間ごとに入れ替え、連続して開催している。愛知川観光協会が指定管理を受けて運営している。
『第2次愛荘町総合計画』愛荘町、2018年、6頁。
『和書令和2年度滋賀県統計書』滋賀県総合企画部統計課、2022年3月、22頁。
『わたしたちの愛荘』愛荘町教育委員会、2018年4月1日、25頁。
『第2次愛荘町総合計画』愛荘町、2018年9月、6頁。
『わたしたちの愛荘』愛荘町教育委員会、2018年4月1日、94-95頁。
“平将門の首”. ダダジャーナル. 2024年1月17日閲覧。
「郷土の偉人館・西澤眞藏記念館 野々目地区に完成」『滋賀報知新聞』20050325。
“中山道愛知川宿街道交流館 愛知川ふれあい本陣 愛知川宿に複合施設が8月1日オープン”. 広報 あいしょう 8月号: 4. (2018).
滋賀県愛荘町ガイドマップ,つくりびとの思いに触れる,ののすておりがみ屋(C3)
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