従者を伴う侯爵夫人マリア・グリマルディの肖像
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『従者を伴う侯爵夫人マリア・グリマルディの肖像』(じゅうしゃをともなうこうしゃくふじんマリア・グリマルディのしょうぞう, 蘭: Portret van Caterina Grimaldi met een dwerg, 英: Marchesa Maria Grimaldi and an Attendant)は、バロック期のフランドルの巨匠ピーテル・パウル・ルーベンスが1607年ごろに制作した肖像画である。油彩。初期のイタリア時代を代表する肖像画の1つ。おそらくジェノヴァ共和国の貴族出身の女性マリア・グリマルディ(Maria Grimaldi)とお付きの従者を描いた作品で、絵画に含まれる象徴的な表現は彼女の結婚を暗示している。現在はドーセット州ウィンボーン・ミンスター(英語版)のキングストン・レイシー(英語版)に所蔵されている[1][2][3]。