廃棄物固形燃料
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廃棄物固形燃料(はいきぶつこけいねんりょう、ごみ固形燃料、英語:Refuse Derived Fuel、RDF[注釈 1])とは、一般家庭から捨てられた生ゴミやプラスチックゴミなどの廃棄物を原料とした、固形燃料である。
![Thumb image](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/4/4c/RDF-pellets.jpg/220px-RDF-pellets.jpg)
似た固形燃料として、RPF(和製英語:Refuse Paper & Plastic Fuel)が挙げられ、こちらは、より高度に分別された、古紙や廃材木や剪定屑や廃プラスチックなどを原料として製造した物である。RDFに比べて原料が均質であるため、燃焼時の発熱量を調整し易い。またRPFは、燃焼時にダイオキシン類発生の原因となる塩素の含有量も抑え、使い道の少ない物資を、熱としてリサイクルするために製造される。
これらの固形燃料は、化石燃料価格高騰の影響を受け、製造された廃棄物固形燃料は、化石燃料の代替品として利用されるようになった。例えば、火力発電やボイラーの燃料、石灰・土砂・セメント・軽量骨材などの焼成・焼結のための燃料として活用できる。また、廃棄物固形燃料を燃焼前に乾留し、発生したガスを燃焼させる事で、気体燃料のように扱う方法もある[1]。ただし、乾留後に固形物が残るものの、この乾留後の炭化したRDFを、軽量で品質の良い固形燃料として用いる方法もある[2]。