広島陸軍被服支廠
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広島陸軍被服支廠(ひろしまりくぐんひふくししょう)もしくは出汐倉庫(でしおそうこ)は、広島県広島市南区出汐にある大日本帝国陸軍の被服廠として建設された施設。広島市への原子爆弾投下の爆心地から2670メートルの距離にあり、鉄扉が歪むなどしたが倒壊はせず、被爆者が殺到して臨時救護所となった。太平洋戦争後は学生寮、運輸倉庫になった。1990年代後半からは空き施設となっているが、現存する4棟は広島市により「被爆建物」の一つとして認定されており、日本の鉄筋コンクリート造建物としては現存最古級という建築史的価値がある[1]。このため市民らによる保存運動が行われており、広島県は保有する3棟を耐震補強する方針を示している[1]。国の重要文化財に指定されている[2][3]。