岩手県営野球場
盛岡市にある野球場 ウィキペディアから
盛岡市にある野球場 ウィキペディアから
岩手県営野球場(いわてけんえいやきゅうじょう)は、岩手県盛岡市にある野球場。施設は岩手県が所有し、岩手県スポーツ振興事業団が指定管理者として運営管理を行っている。
岩手県営野球場 Iwate Prefectural Baseball Stadium | |
---|---|
施設データ | |
所在地 | 岩手県盛岡市三ツ割四丁目9番2号 |
座標 | 北緯39度43分49.8秒 東経141度9分38.1秒 |
起工 | 1968年4月[1] |
開場 | 1970年5月24日[2] |
閉場 | 2023年3月31日[3] |
所有者 | 岩手県 |
管理・運用者 | 岩手県スポーツ振興事業団(指定管理者) |
グラウンド |
内野:クレー舗装 外野:天然芝 |
照明 |
照明塔:6基、 最大照度:投捕間2300Lx 内 野2200Lx 外 野1038Lx (照度可変) |
使用チーム • 開催試合 | |
全国高等学校野球選手権岩手大会 北東北大学野球連盟 | |
収容人員 | |
25,000人 | |
グラウンドデータ | |
球場規模 |
グラウンド面積:13,677m2 両翼:91.5 m 中堅:122 m |
岩手国体を前にした1970年4月30日完成。以来、全国高等学校野球選手権岩手大会の主会場としての使用をはじめ、硬式・軟式問わず多くのアマチュア野球公式戦が行われている。また、プロ野球公式戦が年間1~2試合程度開催されており、岩手県の代表的な野球場である。
プロ野球公式戦は、完成年にヤクルトアトムズ対大洋ホエールズ戦が開催されている。以降、ヤクルト、大洋・横浜の他、読売ジャイアンツ、広島東洋カープ、阪神タイガース、日本ハムファイターズ、オリックス・ブルーウェーブなどが主催公式戦を開催。2005年からは東北楽天ゴールデンイーグルスの公式戦が年1~2試合開催されている(2012年は予定されていた1試合が降雨ノーゲームとなった[4])。これまで、NPB1軍公式戦は2022年6月22日の楽天対日本ハム戦を含め79試合[5]が開催された。
2012年7月23日には岩手県内初となるオールスターゲーム(第3戦)が東日本大震災の被災地の小中高校生約2400人を招待して行われた[6]。
球場は1983年と1993年の2度にわたり、施設の改修工事を行っているが、経年劣化による老朽化のほか、公認野球規則に基づく両翼のサイズが基準値(99.06m)よりも狭いことなどが指摘されており[7]、盛岡市営野球場とともに、同じ盛岡市のいわて盛岡ボールパークへ機能が移設されることになった。このため、2022年6月22日の楽天対日本ハム戦が当球場におけるプロ野球の最終試合となり、6‐3で楽天がサヨナラ勝ちを収めた[5]。
新球場のいわて盛岡ボールパークでは2023年(令和5年)4月1日の開場初日の記念試合前に岩手県営野球場と盛岡市営野球場の土を新球場に散布する「継承式」が行われる[8]。岩手県営野球場は盛岡南公園に完成する新球場(いわて盛岡ボールパーク)の供用開始から5年以内に用途廃止にすることになっている[9]。
また、花巻東高の菊池雄星と大谷翔平、大船渡高の佐々木朗希など数々の好投手がプレーした。大谷は高校3年夏の岩手大会準決勝で、アマチュア野球史上初となる球速160km、更に佐々木も高校3年夏の同大会4回戦で大谷に並ぶ最速タイ記録をこの球場でマークした[10]。
メインスタンドはRC造地上2階で、1969年(昭和44年)11月に竣工した(1983年4月増設)[9]。収容人員25,000人[9]。
この球場でジェット風船を飛ばすことは禁止という説がある。2004年に開催された横浜主催試合(ヤクルト戦)では「ジェット風船使用禁止」の場内アナウンスがあった。 しかし実際には、2005年より開催されている東北楽天の主催試合、それ以前に開催された広島主催試合においては、禁止されることはなく普通に使用することが出来、球場売店でもジェット風船が販売されている(ジェット風船を販売する売り子が場内を巡回したケースもある)。このことから、球場ルールとしては禁止されてはいないが、主催球団によって対応が異なる模様である(横浜は2012年まで本拠地の横浜スタジアムでジェット風船使用が禁止されており、それに則ったものと考えられる)。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.