寄進地系荘園ウィキペディア フリーな encyclopedia 寄進地系荘園(きしんちけいしょうえん)とは、11世紀後半以後に寄進行為によって成立した荘園のこと。墾田によって成立した初期荘園(墾田地系荘園)と対比される。なお、近年ではこの呼称を否定して寄進型荘園(きしんがたしょうえん)と呼ぶべきとする考え方もある。 また院政期以後、権門の荘園(不輸不入の領域を持つ)の設立時に、在地領主の持つ免田を権門へ寄進することを核として設立されることも多く[注釈 1]、領域型荘園(りょういきがたしょうえん)と呼ぶべきとする考え方もある。
寄進地系荘園(きしんちけいしょうえん)とは、11世紀後半以後に寄進行為によって成立した荘園のこと。墾田によって成立した初期荘園(墾田地系荘園)と対比される。なお、近年ではこの呼称を否定して寄進型荘園(きしんがたしょうえん)と呼ぶべきとする考え方もある。 また院政期以後、権門の荘園(不輸不入の領域を持つ)の設立時に、在地領主の持つ免田を権門へ寄進することを核として設立されることも多く[注釈 1]、領域型荘園(りょういきがたしょうえん)と呼ぶべきとする考え方もある。