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学術用語集(がくじゅつようごしゅう)とは、
『学術用語集』(がくじゅつようごしゅう)は、文部省(現:文部科学省)の主導により編纂された、日本語の学術用語と英語を関連づけるための辞書的冊子。『文部省学術用語集』とも言われる。
日本で使われる学術用語の多くは、明治以降、西洋語(英語など)からの翻訳語として作り出された。しかし、訳語の不統一があり、問題になっていた。
文部省は、用語の整理統一を目的に、昭和22年(1947年)2月、学術文献調査特別委員会学術用語制定科会という会を設け、学術用語制定に着手した。その事業は、文部省の学術用語調査会、さらに文部省学術奨励審議会学術用語分科審議会により続けられた。昭和29年(1954年)3月、各分野の学術用語集が発行された。その後、既存の『学術用語集』の増補や、新しい分野の『学術用語集』の発行がされている。
内容は2部に分かれており、第1部は「和英の部」、第2部は「英和の部」である。「参考」の部が付く本もある(未見)。
「和英の部」では、ひとつの学術用語について「ローマ字で表現された学術用語」「通常の日本語で表現された学術用語」「英語」が記述されており、ローマ字のアルファベット順に並んでいる。
「英和の部」では、ひとつの学術用語について、「英語」「通常の日本語で表現された学術用語」「ローマ字で表現された学術用語」が記述されており、英語のアルファベット順に並んでいる。
用語の意味の説明はない。
B6判の冊子となっている。著作権者は文部省(文部省とそれぞれの学会が著作権を持つこともある)。発行出版社はいろいろで、大日本図書株式会社、日本学術振興会、それぞれの学会、丸善など。
これまで『学術用語集』として以下のものが出版されている。
これまでに出版された学術用語集のうちの一部については国立情報学研究所が設けた「オンライン学術用語集」サイトから収録語を検索することができた。2016年3月28日にJ-GLOBALに統合[1]。2016年5月時点で「数学編」「採鉱ヤ金学編」「船舶工学編」「キリスト教学編」「航空工学編」「計測工学編」「地震学編」「原子力工学編」「海洋学編」「地理学編」「地学編」「心理学編」「気象学編(増訂版)」「動物学編(増訂版)」「植物学編(増訂版)」「物理学編(増訂版)」「土木工学編(増訂版)」「建築学編(増訂版)」「遺伝学編(増訂版)」「天文学編(増訂版)」「言語学編」「分光学編(増訂版)」「化学編」「論理学編」が収録されている。[2]
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