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日本国内で販売されている子供服はJISL4001(乳幼児用衣料のサイズ)・JISL4002(少年用衣料のサイズ)・JISL4003(少女用衣料のサイズ)に基づいて身長別にサイズが表記されることがほとんどで、年齢層別に0歳から3歳頃までの乳幼児を対象とし、おむつ着用を前提に設計されている50から100サイズまでの服を「ベビー服」、おむつが取れた頃の3歳頃から小学校低学年頃以下(以下、個人差等から時期が前後する場合がある)までに当たる90から130サイズまでの服を「トドラー服」、小学校中学年頃から中学校頃までに当たる130から175(女児用)・185(男児用)サイズまでの服を「ジュニア服」として細分化されている。
肥満体用のサイズはサイズ数値の後に「B」・「E」・「H」・「K」と記される。1980年代までは年齢表記(4歳、8歳、12歳など)で表記されており、アメリカ合衆国などで販売されている衣料品は未だにこの表記(例えば"8"は8歳前後の子供向け、"4T"は4歳前後のToddler=つまり4歳前後の幼児向け、"24M"は生後24か月=2歳前後の赤ちゃん向け)である。
ほとんどの服が対象となる性別が女児用と男児用に分かれているが、男児向けのデザインの上着・ズボンは女児が着用することも少なくないため、セシールなど一部の通販サイトでは男児向け商品の一部を「男女児兼用」と表記する例がある。
また、高校生頃など私服では「ティーン服」(若者向けにデザインされた紳士服や婦人服)へ移行している者が着用するものであっても、学生服(制服)は子供服と同様にJISL4001・JISL4002で表記されることが多い。
中世以前の服装は、身分により区別されており、「大人とは異なる子供服」という、年齢により区別される衣料が開発されたのは身分制度が解体した17世紀以降のことである。ただし中世欧州では、形態的な子供用の服という区別は無いが、幼児には赤・黄等原色系、青少年には緑色等、着る者の年齢によって、よく使われる配色の別は存在した[2]。
明確に子供用の服というコンセプトの子供服が作られ始めたのは、19世紀の欧米と見られているが、当時の古写真に見る子供服は、男女児服の区別が明確でなく、男児であってもリボンやレースの装飾を施されたドレスやチュニックを着用していることもある(但し、これは肖像写真を残すことができた、富裕層の子弟だけの流行である可能性もある)。明確に男女児服の区別がされていくのは、ビクトリア時代に流行したセーラー・スーツ着こなしに於いて、ボトムスが区別されてからである。
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