塩化物
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塩化物(えんかぶつ、英: chloride)とは、塩素がそれより陽性な元素または原子団と形成する化合物である[3]。塩素(Cl2)は第18族元素以外のほとんどの元素と反応し塩化物を形成する。
概要 塩化物, 識別情報 ...
塩化物 | |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 16887-00-6 |
PubChem | 312 |
ChemSpider | 306 |
KEGG | C00698 |
ChEBI | |
ChEMBL | CHEMBL19429 |
2339 | |
バイルシュタイン | 3587171 |
Gmelin参照 | 14910 |
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特性 | |
化学式 | Cl |
モル質量 | 35.45 g mol−1 |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
−167 kJ·mol−1[2] |
標準モルエントロピー S |
153.36 J K−1 mol−1[2] |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | フッ化物 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
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塩素の結合がイオン結合性の場合、容易に塩素の陰イオン(Cl−)を遊離するのでこのイオンは塩化物イオン(えんかぶつイオン、英: chloride ion)または塩素イオン(えんそイオン、現在この呼び方は推奨されていない)と称する。また命名法において後置せずに前置する場合は塩化(えんか、英: chloride)と称する[注釈 1]。いずれも陰性の塩素原子を意味する名称である。