商業地
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商業地(しょうぎょうち)は、土地、宅地の利用区分の一形態で、主として店舗、事務所等商業活動の用途に供せられる土地のことをいう。商業地が集まった地域は商業地域、またはそれにほぼ含まれる概念(商店街、繁華街、オフィス街等)と呼ばれる。
商業地は主として都市中心部に発達する。これは都市における交通網が主として中心部から周辺地域へと伸びるように設計されているため、都市中心部が最も周辺地域からの顧客・消費者を集めやすく、収益性を見込めるからである。特に規模の大きい都市においては、さまざまな業種が高度に集積した商業地を形成していく。
しかしながら、近年では道路網や近郊鉄道網の発達、さらには郊外都市の大規模化によって、商業地が周辺地域へと分散する傾向も見られる。国道をはじめとする幹線道路沿いには大型のロードサイド店舗(スーパーマーケット、ショッピングセンター)が進出しているところも少なくない。州間高速道路をはじめ、ほとんどの高速道路が無料で利用できるアメリカ合衆国においては、多くの大都市の中心部から高速道路で1-2時間以内の郊外に多数の小売店のみならず、映画館などの娯楽施設をも兼ね備えた大規模なショッピングモールが立地している。ミネアポリス郊外にある全米最大級のショッピングモール、モール・オブ・アメリカなどはその一例として挙げることができる。