原生代
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原生代(げんせいだい、英:Proterozoic)とは、25億年前から約5億4,100万年前にあたる地質時代の区分(累代)の一つ。新原生代、中原生代、古原生代の3つの代に区分される。
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累代 | 代 | 紀 | 基底年代 Mya[* 3] |
---|---|---|---|
顕生代 | 新生代 | 66 | |
中生代 | 251.902 | ||
古生代 | 541 | ||
原生代 | 新原生代 | エディアカラン | 635 |
クライオジェニアン | 720 | ||
トニアン | 1000 | ||
中原生代 | ステニアン | 1200 | |
エクタシアン | 1400 | ||
カリミアン | 1600 | ||
古原生代 | スタテリアン | 1800 | |
オロシリアン | 2050 | ||
リィアキアン | 2300 | ||
シデリアン | 2500 | ||
太古代[* 4] | 4000 | ||
冥王代 | 4600 | ||
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かつては、先カンブリア時代以前の全ての時代を指していた。古生代カンブリア紀以前の地質時代(冥王代、太古代、原生代)をまとめて「先カンブリア時代」と呼ぶため、「先カンブリア時代地質区分」として研究する学者もいる。
シアノバクテリアの活動によって大気中に酸素の放出が始まり、オゾン層ができて紫外線が地表に届かなくなった。また、古細菌類から原始真核生物が分岐し、さらにαプロテオバクテリア(後のミトコンドリア)が共生することで現在の真核単細胞生物が成立した。後期には硬い骨格を持った多細胞生物も出現した。