利用者:Omotecho/マクマード海峡
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マクマード海峡(マクマードかいきょう 英語: McMurdo Sound)は、南極大陸のロス海に開く海域である。幅およそ55 kmで奥行きも深い。北はロス海へ、南はハスケル海峡(英語版)を介してロス棚氷の奥へつながる。海峡はほぼ全面がマクマード棚氷(英語版)に覆われる。西側に接する王立協会の名を付けた高原(Royal Society Range)は海面から4,205 mの断崖の上に広がる。対する東側は、かつて極地探検家が出発点としたロス島と接する。
この島にそびえるエレバス山は活火山で、標高3,794 mである。島の南海岸に南極大陸最大の科学調査基地マクマード基地(アメリカ)およびスコット基地(ニュージーランド)が位置する。マクマード海峡で凍らない海面は海岸線の10%に満たない[1]ものの、世界最南の航行可能な水域である[2]。