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ウィキペディアから
ウィキポータルは特定の分野における、メインページやコミュニティ・ポータル、項目検索や各種依頼などの機能をもったページです。主に新しい記事や特集記事、ニュース、主要記事、画像を紹介しています。ウィキペディア内においていわゆるポータルサイト的な役割を持ちます。
執筆者にはその分野における項目の状況を把握しやすくし、分野全体の質向上につなげることができます。他にも、各分野の代表的な項目にあるキーワードのリストをポータルの主要項目として切り離すことで、その項目はその主題についての記述のみを行えば良いようになり、構成がすっきりし可読性が向上します。興味のあるポータルがありましたらぜひ参加してみてください。
ウィキポータルはPortal名前空間にあります。一般的にはポータルと呼ばれています。
ウィキポータルで行えることをいくつか紹介します。いずれも特定の分野の項目群とその執筆者・閲覧者を対象としています。
ウィキポータルは初めにドイツ語版ウィキペディアで考案され、現在では多くの言語版で採用されており、専用の名前空間 "Portal:" が使用されています[1]。
ウィキポータルに類似したものにウィキプロジェクトとカテゴリがあります。これらには機能の重複があるものの、排他的に競合するものではなく、それぞれの長所を生かし、短所を補うように利用することができます。
ポータルはリリース段階などによっていくつかのステータスに分かれます。
仮運用中のまま放置されていたり、十分な活動実績があるにもかかわらず正式リリースに引きあがらないウィキポータルは休止や廃止の手続きが取られます。場合によってはPortalページが削除されます。
また、こういうのがあったらいいなという一覧はWikipedia:ウィキポータル/構想にあります。こちらには誰でも構想を書くことができ、誰でもその案を採用して提案を行うことが出来ます。構想の一覧は3年を経過しても実現しない場合は一旦除去されます。
新しい分野のウィキポータルを作成するためには以下のルールがあります。
運用中のウィキポータルの分割は分割先を「提案中」から段階を踏んで行ってください。つまり、新しいウィキポータルを作るのと同じルールです。
運用中のウィキポータルには統合を行うことができます。統合先となるウィキポータルで統合(受け入れ)の提案を行って合意が得られたら統合となります。統合されたウィキポータルのうち統合元は「廃止」として扱います。
ウィキポータルはそれを作成すること、運用することに非常に多くの労力がかかります。そのためウィキポータルには提案者(作成者)に次のような制約を設けています。
自身の提案したウィキポータルが、運用中の段階になってから次のポータルの提案ができます。ただし、一度に関連するウィキポータルを提案する場合は「まとめてひとつ」として扱います。例えば「Portal:美術」を提案する際に、その下位として「Portal:美術館」もまとめて実装するべきと考えるならその理由を明記した上で一括で提案を行ってください。ここで制限を受けるのは「Potal:カメラ」と「Portal:日本史」を一緒に提案するようなものをいいます。
ウィキポータルが合意なしに作成された場合は作成合意のないウィキポータルとして削除依頼を提出してください。
仮運用中あるいは運用中になっているウィキポータルは「廃止」にできないかを検討してください。
ウィキポータルは第一に閲覧者の視点を重視して下さい。「自分たち」以外の人が閲覧することを念頭において作成されなければなりません。参加者(執筆者・編集者)の作業の利便性やコミュニティ形成を第一目標にするならば、ウィキプロジェクトの方がふさわしいでしょう。メインページからのリンク先として、その分野のメインページとしてふさわしい、完成されたコンテンツとレイアウトの作成を心がけてください。他言語版(特に英語版)に存在するからといって、安易にそれを日本語版として翻訳して転載しないでください。
ページの名前は「Portal:○○」で ○○ にそれぞれの名前を入れます。名称と扱う内容がきちんと対応するようにしましょう。曖昧さが少なく、かつ短い名称が望まれます。
常識的に考えて、あまりに小さな分野で作成することは推奨されません。また、ウィキペディアが百科事典であること、中立的な観点を損ねてはならないことを忘れてはいけません。ウィキポータル間で扱う項目が重複する場合もありますが、適切ならばむしろ好ましいでしょう。
ポータル用ショートカットとして「P:」が用意されています。
ショートカットは正式リリースの段階になってから通常の合意形成によって作成できます。ショートカットは通常は1~2個としてください。合意のないショートカットは削除されます。
コンテンツの名称は特に制限していませんが、ある程度は他のポータルと同じようにした方が整合性が保たれるでしょう。全てのコンテンツが必ずしも必要というわけでもありませんし、新たなものを追加することもできるでしょう。参加者のアイデア次第です。ただし一般利用者への配慮を忘れずに。それから、正式リリース前には各コンテンツをサブページ化すべきです。提案段階ではサブページを極力作らないようにします。
まずは主要項目のピックアップまたはカテゴリの整理から始めると良いでしょう。主要項目をバランス良く取り上げるために、ある程度広い知識と労力が必要となります。レイアウトを整えるのは後からでよいでしょう。
例えば [[Portal:○○/新着項目]]を作成し、{{Portal:○○/新着項目}} とすることで読み込むことができます。Template:edit を {{edit|Portal:○○/新着項目}} のように使うことで、そのサブページの編集リンクが表示されます。
日本語版のウィキポータルのデザインはさまざまなものがあります。今のところ特に規定はありませんので、他のポータルから借用しても良いし、新たに作成しても良いです。Help:表の作り方、Wikipedia:アクセシビリティ#色(草案)も参考になるでしょう。
ただし、レイアウトをそのまま持ってくる場合、内容を丸写ししないでください。「Portal:日本の城」を作るのにPortal:美術をまるまる写してはいけません。レイアウトだけを残し、内容は書き換えてください。
リリース段階のセクションを参照してください。
基本的なウィキポータルの機能は、仮運用中から運用中に引き上げられた段階で「完成された」もので提供されます。随時更新のないウィキポータルのメンテナンスは「何らかの理由で削除されたページの案内を除去する」や「新しく作成されたカテゴリツリーを整備する」などのガイドとしてのポータル機能を損なわないように気づいた人が整備するものです。
随時更新部分でのメンテナンスは、執筆依頼や新着項目の更新といった「誰かがみて更新しなきゃいけない」ものを整備するものです。このような更新がされているウィキポータルの場合は、Wikipedia:調べもの案内のように、ページを探している人がノートに連絡を取ってくるかもしれません。新着が少ない分野ならそれほど大変ではないと思います。新着が多い分野なら複数の参加者に声をかけると良いでしょう。または新着をさらに小さな分野ごとに分割してしまうこともできます。随時更新をすることにしていても、これが難しい場合は「随時更新の中止」を提案した上で随時更新を停止しても構いません。
また、随時更新ではありませんが「議論の告知」もウィキポータルが担う重要な部分です。告知については「告知をした人」が責任を持って(途中でどうしても外れる場合は誰かに引き継いでください)外すところまで行ってください。
新着項目をチェックし、スタイルを直したりカテゴリに追加したりしましょう。また投稿の際は、新着をチェックする人の負担を減らすために、要約欄に概要を書きましょう。例えば人名であれば「××を発見した○○学者」など。
依頼系を利用して分野全体の整備がなされるよう働きかけてください。スタブ未満をなくしたり、基本項目を充実させるよう推進しましょう。ウィキプロジェクトとの連携も効果的でしょう。いずれにしても定期的に人の手が入ることが重要です。
ウィキポータルを統合する場合、統合先が正式リリースされている必要があります。統合先、統合元に{{告知}}で「統合提案を行っている」ことを明記し、統合先のノートで統合の合意形成を行ってください。この際の合意形成は通常と同じステップで問題ありません。
統合になった場合、統合先の名前に合わせた名称に移動機能などで資源を移動してください。その後、統合元は自動的に廃止に移行します。
ウィキポータルを分割する場合、分割先のウィキポータルを「提案中」ステータスから作成の段階を踏んでください。つまり、新しいウィキポータルを作成することになります。分割元のウィキポータルのノートへ「このウィキポータルの関連ポータルを提案している」ことを告知してください。分割元から引き継ぐコンテンツがある場合、分割先の正式リリース時点で「分割」になります。仮リリース段階でページの分割は行いますが、分割元の記述は残したまま運用してください。分割先が正式リリースとなり、分割元での更新を停止してもよい部分であればその時点で分割もとの記述を除去したり、更新を停止してください。
ウィキポータルの運用上、内容が肥大化していることによるポータルページとしての機能が損なわれている場合はウィキポータルを分割するべきです。多くの場合、分割の理由はこれに当たるでしょう。この場合、まず分割元でどの部分を分割するのかを議論してみてください。分割範囲が決まってからの方がスムーズに提案することができるでしょう。既に賛意のある合意があるなら、正式リリースまではそれほど時間をかけずに行くことができるでしょう。
しかしながら、肥大化を防止するという目的だけで分割しないでください。実際にどのように肥大化して使いにくくなっているのか、分割範囲を分離することでどのようなメリットが出るのかなどをしっかり説明できるようになってから分割を提案してください。
統合の手順は次の通りです。
分割の手順は次の通りです。
ウィキポータルは更新できなくなったとき、自動廃止の要件が満たされるときに廃止となります。休止中とは異なり、元のステータスに戻すことは出来ません。一度廃止になったウィキポータルは最初の段階である提案中のステータスから合意形成を行ってください。以前Portal空間に作成され、ページが残っているものについてはウィキポータルの資源として復活使用しても構いません。廃止の場合はページを削除するのではなく、ポータルとしての機能を停止します。ポータルのメインページについては廃止の案内と代替手段などの告知を行い、新着項目などの扱いを除去します。サブページについては更新を停止したまま存置させます。
廃止はステータス段階によって要件・手続きの方法が異なります。また、統合によって廃止された場合は告知なしにそのまま廃止になります。
仮リリースからの廃止はWikipedia‐ノート:ウィキポータル/提案へ廃止提案を提出し、1週間以内に異議がない場合です。要件は次の通りです。
正式リリース・休止中から廃止に移行する場合、Wikipedia‐ノート:ウィキポータル/提案へ該当ウィキポータルの廃止を提案してください。また、ウィキポータルへは{{告知}}で「廃止提案を行っている」ことを明記し、提案ページへ誘導を行ってください。この際の合意形成は賛同者のある合意形成が必要です。要件は次の通りです。
また、合意を得ずに作成されたウィキポータルはWikipedia:削除依頼にWP:DEL#Aの「作成合意を得ないで作成されたPortal」として削除しますが、これらは廃止に含みません。再提案・再作成は妨げるものではありません。
廃止されたウィキポータルはWikipedia:ウィキポータル/廃止へリストアップしてください。
ステータス別のウィキポータルです。ウィキポータルの議論はそれぞれのウィキポータルのノート、または提案ページで行ってください。
Wikipedia:ウィキポータル/一覧 を改変し、ウィキテーブルを使った上でポータル名、ショートカット、リリース日を6列で表記するようにします。
Wikipedia:ウィキポータル/仮一覧 を作成し、ウィキテーブルを使った上でポータル名と提案者を表記。4列~6列を想定。現状、ドラフト版などになっているウィキポータル。
Wikipedia:ウィキポータル/休止中 を作成。正式リリース、仮リリースの表を準用してそれぞれどのステータスから移動したのかと、休止日を明記。
Wikipedia:ウィキポータル/廃止 を作成。正式リリースの表を準用して、廃止日を明記。
ウィキポータルの提案中から仮リリースまではこちらで告知を行ってください。作成代行依頼をすることもできますが、作成代行されたものは作成者ではなく依頼者が「提案者」です。立ち上げの制約により作成代行依頼者が提案できるのは1人1つまでです。
将来に渡って作成が有力なウィキポータルについてはWikipedia:ウィキポータル/構想を参照してください。構想のウィキポータルは誰でも提案することが出来ます。
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