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冬の大三角
ベテルギウス、シリウス、プロキオンを結んでできる三角形 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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冬の大三角(ふゆのだいさんかく、英語: Winter Triangle)あるいは冬の大三角形[1]とは、(北半球における)冬季に南東の空を見上げることで確認ができる恒星のうち、
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青線:冬のダイヤモンド
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の3つの1等星で構成される三角形のアステリズムである[2]。形は正三角形に近く、三角形の中を淡い天の川が縦断している。これら3つの星は、地球から見た太陽系外の最も明るい恒星10個の中に入っており、都会の夜空でもよく目立つ。特にベテルギウスはオリオン座の肩の位置にあり簡単に発見できるので、冬の大三角を見つけるのに役立つ。
冬の大三角は、北半球における冬の大半の期間、北半球の中緯度において上空の高い所に位置しているが、早秋に東の空に見ることもできる。春には、夕方の早い時間に西の空の地平線近くに見える。南半球からは、夏に上下が逆の状態で見える[3]。
冬の大三角の中にはいっかくじゅう座が含まれるが、最も明るい星でも4等星と、暗い星座である。冬の大三角を構成する3つの星のうち、シリウスは(太陽を除いて)天球上で最も明るい恒星であり、残りの2つも1等星[注 1]である。冬の空における他の明るい星も冬の大三角の近くに集まっており、そのうちの6つで「冬のダイヤモンド」が構成されている。